トイレを贈る

みなさんは、トイレを誰かにプレゼントしたこと、ありますか?
普通は「無い」ですよね…。
高齢になった親の家のトイレを、和式トイレから洋式トイレにリフォームする際の費用を負担する…って程度ならあるかもしれないけど…。
でも私は「しました」。だって、世界中の人に喜んでもらえると思ったからです。

【贈呈先は、トイレのまちのトイレ博物館】
お相手は、韓国のトイレ博物館「ヘウジェ」(https://www.haewoojae.com:40002/)
これは、韓国の水原(スウォンと読みます)という市にあります。水原市は世界的にも珍しい「トイレのまち」です。トイレの博物館は世界中にいくつかありますが(日本にも2つあります)、このヘウジェが世界最大規模ではないか?と予想します(全部に行ったことが無いので、はっきり分かりませんが)
ヘウジェへは、ソウルから電車で1時間くらいで移動し、水原駅からタクシーで20分で到着します。

ヘウジェは「トイレの公園」のようになっていて、大きく3つのゾーンから成り立っています。
1つ目は屋外展示、2つ目は室内展示、3つ目は研修センターのような建物です。
その中の1つである室内展示の建物は、洋式便器の形の建物になっており、とてもユニークです。
どの展示も見ごたえがあり、子どもでもトイレのことが楽しく分かるように、なっています。
しかもオシャレ。インスタ映え間違いなしです(笑)。

 このヘウジェの研修センターのような建物の中に、世界トイレ協会(WTA)の事務局があります。なので世界トイレ協会の活動は、この建物内の研修室で実施されたり、この展示を見ることが行われるので、ここはまさに「世界のトイレ情報の発信地」と言えます。

 館長のリーさんに話を聞いたところ、「いつか4つ目の展示場として、世界のトイレ文化を伝えるモノを作りたい」とのことでした。そこで私は「それが実現をする日が来るなら、日本のトイレ文化を伝えるお手伝いをしたい」と申し出ました。そして日本の便器をプレゼントする約束をしました。韓国の人には、世界トイレ協会の活動を通じて、たくさんのおもてなしを受けていたので、どうしても感謝の気持ちを形にしたかったからです。

 すると「今すぐ、そのトイレを送ってほしい」と言われ、さすがの私もビックリ!
 そこで独自の方法で明治時代の便器を入手し、贈呈しました。これは染付古便器といって、青い絵の描いてある便器です。鳥やボタンの花などが描いてあり、とても美しい物です。
 今では、室内展示の建物の中で、ガラスケースに入れて展示をしています。見学者もその美しさにびっくりし、記念撮影をする方もいるそうです。贈呈者の私のことも紹介してくださっています。

白倉正子が贈呈した日本のトイレ。染付古便器といって、青い絵が描いてあります。

 日本と韓国は、戦争の時代の悲しい歴史があります。今でも隣国が故に、衝突は避けられません。私一人の力では、どうにも太刀打ちで無い大きな課題です。
 しかしトイレ(排泄)は、人がホッとできる安堵の場所であり、世界中の人が使う大切な空間です。
 トイレ交流を通じてできる国際交流を、私は大事にしたいと思っています。一人だってできることがあるはずです。
 もし韓国に行く機会があったら、ぜひ寄って、日本の便器を見てきてください。

トイレはみんなの癒しの空間です

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