本を出しました「SDGsとトイレ」(共著)

日本トイレ協会から『進化するトイレシリーズ』と題した3冊の本が出されました。3冊は6.7.8月に1冊ずつ発刊され、最後の3冊目である『SDGsとトイレ』がいよいよ出たわけです。

私が関わった一冊。

自分が書いた文章が、ハードカバーの本になるのは、嬉しいような、プレッシャーになるような、複雑な気持ちです。なぜなら本は後世に残るからです。

このシリーズでは、日本トイレ協会の会員や、その分野の関係者が執筆しているもので、山本耕平編集長の元、のべ64名が関わっています。SDGs編では、高校生や大学生の活動者にも関わっていただきました。

私が書いたのは、約40ページ。
私が深く関わったのは、以下です。

 ■第1章 トイレから読み解くSDGs
     ー17の目標トイレ
 ■第2章 安全な水とトイレ
     ートイレなき世界を変えよう

特に第2章は編集責任者として、関わりました。また第1章の執筆者の交渉にも関わりました。

一言で言えば『辛かった〜💦

SDGsの資料は、今はあちこち出回っていますが、トイレの資料は少なく、書いてある内容は、似たり寄ったり。専門書として出すには浅く、深い情報を知るためには、さらに調べなくてはなりません。

2015年に国連がSDGsを提唱して7年が経過しましたが、毎年状態が改善されるので、さまざまな数値が変わり、資料も英語で書かれています。手にする資料は逆に引用ばかりが多いから、元データを探すのに苦労し、探したあとも翻訳アプリを屈指して、アバウトな日本語を理解せねばならず、毎日ノイローゼになりそうでした。

執筆者を探すのも、トイレ限定の専門家は皆無に近く、多忙な方ばかりでしたので、結局『私が書くしかないか…😭』と背負う状態に。

また、世界で活躍するトイレ団体を紹介する節では、海外の団体に掲載許可や原稿確認をしなければならず、慣れない英語との葛藤が、さらに続きました。

編集担当者としての苦労は続き、集まってきた原稿250ページ相当を、何度も読んで、細部に渡る確認を行い、中学生でも読めるレベルを目指しました。曖昧な表現や、間違いは無いか?と探す日々。自分の下手くそな文章を、プロの出版社の担当者に直していただき、涙が出ました。

あああ、つらかったよぉ。

こうして製本されても、まだやるべきことがあったのではないか?と、不安でたまりませんが、とりあえず今は、素直に喜ぼうと思います。
そして、私の理念である『トイレから地球革命!』を叶える大きな一歩にしようと思います。
まあ、父と母が喜べばいいかな。
よかったら、本屋さんで手にしてみてください。
なお、以下でも詳細がわかります。
http://www.kashiwashobo.co.jp/smp/book/b610723.html

お断り…本のP258の編集者一覧に、白倉正子の肩書きが『アントイレプランナー代表/日本トイレ協会会員』とありますが、『会員』より『運営委員』がよりふさわしい表記となります。

【進化するトイレシリーズ】3300円/冊(柏書房より)
  ■6月発売…災害とトイレ
  ■7月発売…快適なトイレ
  ■8月発売…SDGsとトイレ
   専用サイトで購入できます(http://www.kashiwashobo.co.jp/smp/book/b610723.html

【白倉が関わった節】★は執筆
 ■第1章■
  1-2 SDGsからみたトイレへの取り組み★
  1-3 トイレからのアプローチ★
  コラム SDGsを漫画で学べるトイレットペーパーを全国に届けた高校生の活動
 ■第2章■
  1-1安全な水とトイレ…世界のトイレ事情★
  1-2 トイレがないリスク★
  1-3 トイレ革命に取り組む2つの国★
  3-1 世界のトイレ改善活動…
     一般社団法人日本トイレ協会が先導した、世界のトイレ活動★
  3-2 世界でトイレ活動を行うNGO★
  3-3 日本国内の団体の活動★ 
  3-4 世界のトイレを救う日本人による身近なアイディア★
  コラム 公共トイレ清掃員の性別に対する意識調査
  4-1 日本の技術、ノウハウを活かせ!…トイレのノウハウで『豊かで快適な住まいの実現』へ
  4-2 排泄物処理材を使った新しいトイレ(モンゴル、ボリビア)
  4-3 SDGsの目標達成への貢献について(TOTOグループの事例)

〖日本トイレ協会の公式HP〗
 https://j-toilet.com/

〖日本トイレ協会サイト内の本の紹介サイト〗
 https://j-toilet.com/2022/06/25/book01/


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